2016/08/29-31に,ロシアのウラジオストックでのPacific Oceanological Institute Far Eastern Branchにて開催された8th PEACEのワークショップで,”Wave field observations by GNSS Reflectometry”という発表を行いました。普段,北方の海はあまり対象にしていないのでアウェイ感はありましたが,普段あまり交流していない多くの国での研究状況を聞くのは面白い経験でした。

2016/08/29-31に,ロシアのウラジオストックでのPacific Oceanological Institute Far Eastern Branchにて開催された8th PEACEのワークショップで,”Wave field observations by GNSS Reflectometry”という発表を行いました。普段,北方の海はあまり対象にしていないのでアウェイ感はありましたが,普段あまり交流していない多くの国での研究状況を聞くのは面白い経験でした。

6人で行う総合理工学府公開講座「大気と海洋の環境学 ~地球温暖化から越境汚染まで~」の二日目が2016/08/27に行われ,「宙(そら)から見る海洋」の講義を行いました。70人程度が参加する盛況でした。
名古屋大学宇宙地球環境研究所の共同研究集会で,「小型飛翔体による海象観測 ―データの即時性はどこまで保証できるか―」を開催しました。ドローンの開発や緊急衛星打ち上げから国際法まで,多岐にわたる内容でした。
長崎県の平戸沖に停泊中の銀河丸のデッキから,マルチコプターによるGNSS-R観測をさせて頂きました。天気が心配でしたが,幸い好天に恵まれました。そのぶん,とても暑かったですが・・・。

お昼ご飯もおいしく頂きました
例年行われている,北大低温研の研究集会に参加してきました。今回は,台湾海峡通過流量のうち,局所的な風で直接駆動されている以外の成分の推定についての研究でしたが,せっかくなのでM2の学生である横尾君に発表してもらいました。かなり緊張していましたし,まだまだ準備不足のところは多々ありましたが,とりあえず無事に終わって良かったです。アットホームな会合で場数を踏んで成長していくのむのは大事だと思います。
白浜の京大の観測塔に,GNSS-Rの観測システムを取り付けに行ってきました。
幸い梅雨の合間の好天に恵まれ,無理なく設置できました。接触不良で受信機が反応しない など,危うい場面はありましたが,問題無く受信できているようです。

アメリカのパサデナで,SWOTのScience Team Meetingが開催され,日本のチームとして参加してきました。Phase Cに移ったSWOTの開発は順調のようですが,得られるであろうデータのCal/Valや解釈は,なかなか難しそうです。スケールの小さい非地衡流成分の挙動を見るには,比較対象観測の同時性・同地点性が必要となるので,SWOT衛星測器の「検定」そのものが一つの研究テーマになるレベルです。ただ,幸いなことにSWOTのCal/Valフェーズの2021年春の1-day repeatパスが島根沖や瀬戸内海を通過するパスを取るので,日本のCOMPIRAチームとしての貢献はできそうです。
ちなみに,パサデナといえばSWOTの主要研究機関であるNASAのJPLの所在地です。ついでにJPLも見学してきました。
写真は,海面塩分を計測するAquarius衛星のセンサー部分です。塩分によるマイクロ波放射の微細な違いを検出できるように,大きなお皿のアンテナが付いています。
京大の白浜観測塔に、GNSS-Rの取り付けの下見に行ってきました。
塔内の計測部までのケーブル長が長くなるため、アンプを入れることにしました。
2016/05/11に平塚観測塔で容量式波高計を取り付ける予定だったのですが、あいにくの強風のため塔に行くことができずに断念しました。
取り付けは次週に延期ということで、メンバーが変わるため、取り付け治具やキャリブレーション方法についての打ち合わせを入念に行いました。