九大応力研 市川 香

九州大学応用力学研究所准教授の 市川香です

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活動

2016/05/20 白浜観測塔視察

京大の白浜観測塔に、GNSS-Rの取り付けの下見に行ってきました。

塔内の計測部までのケーブル長が長くなるため、アンプを入れることにしました。

2016/05/11 平塚で容量式波高計のキャリブレーション打ち合わせ

2016/05/11に平塚観測塔で容量式波高計を取り付ける予定だったのですが、あいにくの強風のため塔に行くことができずに断念しました。

取り付けは次週に延期ということで、メンバーが変わるため、取り付け治具やキャリブレーション方法についての打ち合わせを入念に行いました。平塚陸上局でのキャリブレーション方法の確認風景

2016/01/25, 28 博士論文公聴会

2016/01/25に北大で張偉さんの副査,01/28に九大で井出喜彦さんの主査として論文公聴会に出席しました。岡目八目と言いましょうか,ここはもう少し強調すれば・・・,とか,ここはあまり言わない方が・・・,とか,色々と荒削りな面も見えて面白いです。

2016/01/19-20 OMIX A02-4班会議

海洋混合学の創設・物質循環・気候・生態学の維持と長周期変動の解明(Ocean Mixing Processes/ Impact on Biogeochemistry, climate and ecosystem; OMIX)のA02-4「黒潮とその源流域における」混合過程・栄養塩輸送と生態系の基礎構造の解明」(代表;郭新宇)班の班会議が,九大応力研で行われました。鹿児島丸での観測の解釈を行いましたが,なかなか難しい。内部波らしき存在は確認できましたが,それが空間的な移流によるものか,内部波の伝播なのか?後者として,発生源はどこか? といった疑問は,今の観測だけでは不足していますね。これらに基づいて,次年度に向けての観測計画を立てました。

2016/01/12-13 CLIVAR/JAMSTEC Workshop on the Kuroshio Current and Extension System

横浜杉田のJAMSTECで,CLIVAR/JAMSTEC Workshop on the Kuroshio Current and Extension Systemという国際ワークショップで,invited speakerとして Variability of the Kuroshio in the upstream region という話をしてきました。この会議は,数値モデルを使う研究者と観測系の研究者とで,黒潮や黒潮続流の気候変動への役割を知るための枠組みの紹介という役割があります。ですので,むしろ今後に期待ですね。

2015/01/05 台湾暖流の論文掲載

“Temporal variations of volume transport through the Taiwan Strait, as identified by three-year measurements” という論文が,Continental Shelf Research Vol114, 41-53 (doi:10.1016/j.csr.2015.12.010) に掲載されます。台湾海峡を横断するフェリーにADCP流速計を取り付けた話で,紆余曲折ありましたが掲載されることになりました。

2015/12/16-17 海洋レーダに関する研究集会

2015/12/16-17に九大応力研で,「海洋レーダに関する研究集会」を開催しました。昨年はCODARの日本代理店交代や電波免許変更など日本の海洋レーダ業界が大揺れの年でしたが,今年は少し落ち着いた感があり,人数もコアメンバーに落ち着いています。今年は,実用局免許が交付されるなど新しい時代の幕開けを感じさせられるとともに,実験局として登録してきたこれまでのレーダ局の維持管理が難しくなってきているなど,古い時代の終わりも感じさせられる年でした。まだ大きく曲がり角を曲がりつつある海洋レーダですが,来年も同様に開催してユーザとメーカーの情報交換を行えるよう,期待しております。

2015/12/12-13 大気海洋相互作用に関する研究集会

京大で2015/12/12-13の2日間,「大気海洋相互作用に関する研究集会」に参加してきました。若手の参加者の多い会合ですが,今年は東海大の久保田先生の退職記念講演もあり,新旧いろいろな話が聞けて面白かったです。若い人がなかなか勉強していて,頼もしいですね。ちょっと一面的な解釈で走っている傾向が強いかなという気もしますが,若いうちは押しと引きのバランスが取りにくいものですから,経験を積むうちに分かってくるでしょうね。