九大応力研 市川 香

九州大学応用力学研究所准教授の 市川香です

〒816-8580 福岡県春日市春日公園6-1
English Tel: 092-583-7737 Fax: 092-584-2570
e-mail: ichikawa@ riam.kyushu-u.ac.jp

業績リストなどは,九大の教員データベースORCID iD iconorcid をご参照下さい。


主としてリモートセンシング(人工衛星,海洋レーダ)データの解析によって,沿岸域・縁辺海など「小さくて寿命が短いので,現場の観測が難しい」変動を計測し,「これまで見えなかったモノを見る」ことで, 新たな海洋学的な知見を得ることを目標としています。これに伴い,沿岸域・縁辺海で有効な現場観測手法の開発にも携わっています。 なお,これらの研究活動の他に,大学院総合理工学研究科における学生の指導や,日本海洋学会・日仏海洋学会の評議員などの活動も行っています.

海洋観測に関する一般向け講演(九大YouTube)もご参照ください

お知らせ

2023/09/01 論文が掲載されました

Remote Sensing Vol 15 (17) doi:10.3390/rs15174324 に,“Mean Seasonal Sea Surface Height Variations in and around the Makassar Strait”の論文が掲載されました。インドネシアのマカッサル海峡を通過するインドネシア通過流の季節変動は,ジャワ海側の水位変動に比べてセレベス海側の変動が小さく,その圧力傾度力と,浅海を流れる摩擦力がバランスしていることがわかりました。。太平洋とインド洋の水位差は,海峡内の水位変動と同位相で変動するのですが,海峡の水位変動とは切り離されていて,直接関係していないことも分かりました。同じモンスーンの風系で作られる変動なので位相は揃っていますが,少なくとも季節変動については,因果関係のない別の変動だとわかります。

 

2023/06/28 月刊海洋「ドローンは海洋観測のゲームチャンジャ―となるか?」出版

海洋出版社から,月刊海洋632号「ドローンは海洋観測のゲームチェンジャーとなるか?」(ISBN 4910025550731)が発売されます。一般の書店でも(取り寄せで)購入できますので,話のネタにお買い求め下さい。

2023/06/28 “Coastal Altimetry: Selected Case Studies from Asian Shelf Seas” 出版

Elsevier社から,”Coastal Altimetry: Selected Case Studies from Asian Shelf Seas”という本が出版されました(ISBN:978-0-323-91708-7)。第7章で” Sea surface height and significant wave height estimations in the calm semienclosed Celebes Sea”を担当しています。図書館とかにリクエストして購入してください。

Image - Coastal Altimetry

2023/06/10 日仏海洋学会賞を頂きました

2023/06/10 にリモート開催された2023年度(第64回)日仏海洋学会において,「リモートセンシングによる海面高度計測に関する一連の研究」として日仏海洋学会賞を頂きました。

栄誉ある賞を辱めないよう,今後とも精進いたします。

2023/03/14 バンコクでKyushu University Forum “Kyudai Now”に出席

2023/03/14 13:00-17:00に,バンコクのコンラッドホテルにて,九大フォーラム「Kyudai Now」に参加してドローン海洋学についての講演をします。

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