愛媛大学沿岸環境科学センターの調査船「いさな」を使って,ドローンを使ったGNSS-R高度計で瀬戸内海の海面高度を観測してきました。好天に恵まれてベタ凪な海況で,ドローンの操作としては快適でしたが,波浪の影響を評価するうえでは,もう少し波があっても良かったかもしれません。また別の機会にも観測回数を増やしてみようと思います。
愛媛大学沿岸環境科学センターの調査船「いさな」を使って,ドローンを使ったGNSS-R高度計で瀬戸内海の海面高度を観測してきました。好天に恵まれてベタ凪な海況で,ドローンの操作としては快適でしたが,波浪の影響を評価するうえでは,もう少し波があっても良かったかもしれません。また別の機会にも観測回数を増やしてみようと思います。
2019/05/29に,Remote Sensing誌に海面高度計の高度推定アルゴリズムに関する論文 (Coastal waveform retracking in the slick-rich Sulawesi Sea of Indonesia, based on variable footprint size with homogeneous sea surface roughness) が掲載されました。
これまでのアルゴリズムでは処理できなかった,海面が鏡面のように滑らかな領域(sea slicks)でも海面高度を取得する手法です。熱帯域のインドネシアでは,風速が弱くなってslickができる状況が頻繁に生じていますので,この手法が特に有効になってきます。
ミシガン州のAnn Arborで,CYGNSSの研究集会に参加してきました。AMSR2の高風速プロダクトとの比較結果と,東シナ海の海面高度計測の話題提供もしてきました。
最近のGNSS-Rのトレンドは陸水利用のようで,wetland detectionなどの発表が多数あった印象を受けました。もう一つのトレンドが高度計利用で,元々のCYGNSS利用計画には含まれていなかったものの,意外と使えるかもしれないという印象を研究者が持ち始めたようです。とはいえ,電離層補正など確立していない処理法が山積しているので,これからの研究フィールド,という印象です。
会場は,なぜかミシガン大学近くのアイリッシュパブ。コーヒーなどのケータリングの準備には便利そうでした。
大学構内には,リスが多いね
幕張メッセにて,惑星科学連合(JpGU)2019年大会が開催されました。
5/27には,コンビーナーをしているセッションM-TT46 「統合地球観測システムとしてのGPS/GNSSの新展開」があり,多数の講演をして頂きました。
台湾の高雄で 2019/03/19-22 に開催された 20th Pacific Asian Marginal Seas Meeting に参加して,ドローンによるGNSS-R海面高度計の発表をしてきました。
会場は高雄の国際会議場センター。「世界で二番目に美しい地下鉄の駅」と一部で言われる美麗島駅の近くに宿泊しました。
国立海洋生物博物館も視察。台湾的洋流 Taiwan Currentが黒潮ですか。でも台湾暖流の矢印が無いなぁ・・。ところで,横の El NinoとLa Nina の説明必要ですかね?
佛光山には,今年の干支の豚さんが居ました。
札幌の定山渓ビューホテルで行われた,OMIXの全体会議に参加してきました。
計画班に参加しながら全体会議にはまだ出たことがなかったのですが,最終年度の直前となりましたが,計画班の立ち位置を再度確認してきました。
培風館から教科書「新しい地球惑星科学」が刊行されました。6章を執筆しています。教科書としては安い方なので,お気軽にお求めください。
和方教授の最終講義が2019/03/07に行われました。予定時間を大幅に超過して運営スタッフをドキドキさせるなど,最後まで和方先生らしい講義でした。大勢の皆さんにもお集まりいただけて,運営スタッフとしても有り難く思っております。
和方先生,お疲れさまでした。
名古屋大学の宇宙地球環境研究所の研究集会「海洋波および大気海洋相互作用に関するワークショップ」に参加してきました。CYGNSSの風速推定など,リモートセンシングでは波浪の計測を基礎としている場合が多いので,こうした基礎から応用まで広がるワークショップは勉強になります。
九大応力研の波浪実験水槽との間でYouTubeによるビデオ接続も試みられており,今後こういった方向の集会が増えていくかもしれないと考えさせられました。わざわざ出張しなくても良かったのでは・・・。
2019/02/26に,Sensorsに論文”Low-Cost GNSS-R altimetry on a UAV for Water-Level Measurements at Arbitrary Times and Locations”が掲載されました。マルチコプターにGPS受信機を上下に付けて,琵琶湖の湖面高を計った論文です。