ダイオウイカやメカジキの父島南東沖の500-600m層での漁場形成について調査する科研費の研究打ち合わせのために,父島の小笠原水産センターを訪問してきました。
世界遺産の父島へのルートは,東京の竹芝桟橋からのフェリー「おがさわら丸」のみ。約26時間かかります。復路も週に1~2回しか運行されませんので,出張も1週間単位となります。
時間的に余裕がありましたので,小笠原水産センターの田中優平研究員に,立縄漁法と延縄漁法などの基礎中の基礎から,メカジキの雌雄比の緯度・季節変化などまで色々と教えて頂きました。 田中さん,長々とお付き合い頂いてありがとうございました。
小笠原水産センターで飼育していた亀。父島では,亀刺や亀煮として食べてます。同じ爬虫類のワニと似て,ササミと魚の間な感じでした。
小笠原水産センターの漁業調査指導船興洋。わずか87トンながら,東京都の調査船として沖ノ鳥島まで行くという働き者だそうです。
打ち合わせ後の土日はフェリーの出港日待ちで現地待機となりますので,せっかくなので島内観光もしてきました。
地学的に特徴のある場所ですので,枕状溶岩の綺麗な露頭が見られたり,国立天文台のVERA観測局 (http://www.miz.nao.ac.jp/content/facility/vera-ogasawara-station)があったりします。
海水の透明度も非常に高かったです。
ぜひ,良い研究成果をあげて,堂々と父島を再訪したいものです。
コメントを残す