富山市で開催された日本海洋学会2019年度秋季大会に参加して,「異常計測値の発生を抑制した,セルベス海のJason-2データ; 直下型海面高度計の計測アルゴリズムの改良」の発表をしてきました。
福岡から富山は遠いですね。新大阪・金沢経由で行ったのですが,飛行機で羽田に出て新幹線に乗った方が早くて楽だったような気がします。大学経理では「戻り」経路が許されないのでダメそうですが。
富山市で開催された日本海洋学会2019年度秋季大会に参加して,「異常計測値の発生を抑制した,セルベス海のJason-2データ; 直下型海面高度計の計測アルゴリズムの改良」の発表をしてきました。
福岡から富山は遠いですね。新大阪・金沢経由で行ったのですが,飛行機で羽田に出て新幹線に乗った方が早くて楽だったような気がします。大学経理では「戻り」経路が許されないのでダメそうですが。
ハワイのホノルルで開催された OceanOBS ’19 に参加して,「GNSS-R altimetry on D/V Chikyu」の発表を行いました。
今回のOceanOBSは,これまでのOceanOBSのようにサイエンス的な目標を掲げるのではなく,継続的な観測システムを作るために「為政者や納税者のニーズにあった情報提供」をしようといった話がメインだったので,ちょっと研究者向けの議論ではなくなってきている気がしました。もちろん,各研究者がそうしたニーズを意識することは悪い事ではないと思いますが,それだけを気にするとサイエンスとして重要なデータを見失うことになります。あくまでも対象は地球環境システムなので,近視眼的な目標設定では全貌が見えなくなることにも留意すべきですね。
2019/05/29に,Remote Sensing誌に海面高度計の高度推定アルゴリズムに関する論文 (Coastal waveform retracking in the slick-rich Sulawesi Sea of Indonesia, based on variable footprint size with homogeneous sea surface roughness) が掲載されました。
これまでのアルゴリズムでは処理できなかった,海面が鏡面のように滑らかな領域(sea slicks)でも海面高度を取得する手法です。熱帯域のインドネシアでは,風速が弱くなってslickができる状況が頻繁に生じていますので,この手法が特に有効になってきます。
ミシガン州のAnn Arborで,CYGNSSの研究集会に参加してきました。AMSR2の高風速プロダクトとの比較結果と,東シナ海の海面高度計測の話題提供もしてきました。
最近のGNSS-Rのトレンドは陸水利用のようで,wetland detectionなどの発表が多数あった印象を受けました。もう一つのトレンドが高度計利用で,元々のCYGNSS利用計画には含まれていなかったものの,意外と使えるかもしれないという印象を研究者が持ち始めたようです。とはいえ,電離層補正など確立していない処理法が山積しているので,これからの研究フィールド,という印象です。
会場は,なぜかミシガン大学近くのアイリッシュパブ。コーヒーなどのケータリングの準備には便利そうでした。
大学構内には,リスが多いね
幕張メッセにて,惑星科学連合(JpGU)2019年大会が開催されました。
5/27には,コンビーナーをしているセッションM-TT46 「統合地球観測システムとしてのGPS/GNSSの新展開」があり,多数の講演をして頂きました。
台湾の高雄で 2019/03/19-22 に開催された 20th Pacific Asian Marginal Seas Meeting に参加して,ドローンによるGNSS-R海面高度計の発表をしてきました。
会場は高雄の国際会議場センター。「世界で二番目に美しい地下鉄の駅」と一部で言われる美麗島駅の近くに宿泊しました。
国立海洋生物博物館も視察。台湾的洋流 Taiwan Currentが黒潮ですか。でも台湾暖流の矢印が無いなぁ・・。ところで,横の El NinoとLa Nina の説明必要ですかね?
佛光山には,今年の干支の豚さんが居ました。
札幌の定山渓ビューホテルで行われた,OMIXの全体会議に参加してきました。
計画班に参加しながら全体会議にはまだ出たことがなかったのですが,最終年度の直前となりましたが,計画班の立ち位置を再度確認してきました。
培風館から教科書「新しい地球惑星科学」が刊行されました。6章を執筆しています。教科書としては安い方なので,お気軽にお求めください。