2014/05/10に,九州大学筑紫地区のオープンキャンパスが開催されました。好天に恵まれ,例年より多めの来訪者に恵まれました。普段馴染のない研究棟の見学や,観測器具などに触れることで,より多くの人が学問内容に興味を持ってくれることを望みます。
2014/05/10に,九州大学筑紫地区のオープンキャンパスが開催されました。好天に恵まれ,例年より多めの来訪者に恵まれました。普段馴染のない研究棟の見学や,観測器具などに触れることで,より多くの人が学問内容に興味を持ってくれることを望みます。
小笠原諸島東方の深海では,特定の時期・特定の場所で,メカジキやマッコウクジラ,ダイオウイカなどの生物が豊富になる「深海のオアシス」が出現するそうです。その出現条件を,潮汐と中規模渦という時間スケールの異なる現象の多重条件として解析してみようという試みです。研究分担者はJAMSTECの宮澤さん,研究協力者は小笠原水産センターの田中さんとNHKエンタープライズの小山だけという,比較的小さなプロジェクトですが,おかげさまで科学研究費の基盤研究Cの採択が決まりました。
NHKスペシャルでは鉛直流の強度だけに注目していましたが,日照時刻と潮時の関係や,上層への栄養塩供給についても調べてみる予定です。本研究で海洋物理学的な側面から出現条件が明確になれば,次のステップで生物学的な要素を取り入れた本格的な調査に移ることができると思います。
台湾の高雄で行われた2nd ORCA (Ocean Radar Conference for Asia-Pacific) meeting に出席してきました。
日本での海洋レーダの数は漸増状態にありますが,台湾やタイ,ベトナムなどのアジア諸国での近年の導入数の増加は驚くほど多く,解析や利用に関する知識の共有が強く求められています。また,近隣諸国と海域が重なる傾向が強いのもアジア諸国の特徴で,米国を始めとした「国内ネットワーク」の経験だけは納まらない難しさもあります。
この会議では,ORCA (Ocean Radar Community for Asian-Pacific) という枠組みの立ち上げと,その枠組み内での国際会議の継続的な運営を決めました。次回の会議は,タイか中国かハワイのどこかで2年後に開催されます。
品川の海洋大学で開催された日本海洋学会に参加してきました。今回はシンポジウムの数が多く,本発表とシンポジウムのどちらが本体なのか迷うほど。かく言う自分も,沿岸海洋シンポジウムのみの発表でした。
論文賞委員会と評議委員会にも参加。論文賞は対象論文を全部読まなくてはいけないので,結構大変そうです。
東京神谷町のRESTECで開催された,新規海洋ミッションの検討会に出席しました。海色とマイクロ波放射計の次世代機について検討しましたが,技術的な困難さのあるものや,キャリブレーションの困難なもの,事前に航空機実証などを行って裏付け調査が必要なもの,等々,新しいことに挑戦するにはタスクも多いことも再確認されました。
対馬比田勝に,海洋レーダの設置に行ってきました。今回は若手が居なかったので,ヘトヘトでした。![]()
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出来上がったアンテナは,こちらのページを見てください。
第4回COMPIRA委員会が東京で開催されました。
JAXAが軌道決定精度の向上に力を入れていることは伝わってきました。これまでの数十cmの精度の決定精度では,衛星海面高度計には明らかに不十分でしたから,前進だと思います。ただ,これまでの30年分の経験の蓄積があるJPLやCNESとは良好な関係を築いて協力関係を保たないといけませんね。
ハワイ・ワイキキのコンベンションセンターで,American Geophysical Union の Ocean Sciences Meetingが開催され( http://www.sgmeet.com/osm2014/default.asp ),”Seasonal variations of the surface geostrophic Tsushima warm current determined by GPS on a ferryboat”というタイトルの発表をしてきました。
ともかく人が多かったです。5000人以上居たようですね。海洋関係者がこんなに人数が居たのかと思うと,胸が熱くなります。
研究生の王さんが,受験しました。
無事,合格できました。来年度から3年間,「東アジア沿岸域に特化した海面高度計データ解析法に関する研究」に取り組んでもらいます。