九大応力研 市川 香

九州大学応用力学研究所准教授の 市川香です

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活動報告
日々の活動の報告です。 長期的にまとめた内容は,九大の教員データベースを参照してください。

2019/12/14-15 名古屋大学宇宙地球環境研究所共同利用研究「大気海洋相互作用に関する研究集会」

2019/12/14-15に京都大学理学部セミナーハウスにて開催された,名古屋大学宇宙地球環境研究所共同利用研究「大気海洋相互作用に関する研究集会」に参加してきました。若手の人の発表が多く,最近の学生さんの考え方を知る機会として勉強になりました。

2019/11/18-19 名大研究集会「海洋研究に小型衛星は(本当に)必要か?」

2019/11/18午後~19午前にかけて,名古屋大学宇宙地球環境研究集会で「小型飛翔体による海象観測(その4) 海洋に小型衛星は(本当に)必要か?」を開催しました。

小型衛星には,広域を反復して観測できるというメリットがある反面,少なからぬ費用がかかる・観測精度に制約がある・複数の衛星のインターキャリブレーションが難しいなどのディメリットも無視できません。一方,現場観測とデータ同化を組み合わせることで,比較的少ない予算で観測の高頻度化が実現できる場合もあります。ただし,データ同化は観測値を物理法則に則って時空間展開させる手法なので,全く観測履歴のない場所の改善は期待できず,小型衛星のメリットを否定するものではありません。さらに,生化学反応など支配する物理法則が複雑な場合,やはり観測量の大小が精度向上の本質となります。

ターゲットとする現象に依存しますが,「関与する物理法則が複雑であったり,波動や流れによって時空間展開しにくいshadow zoneの推定」などには,小型衛星が有効でしょう。逆に,「限られた範囲内の特定現象」を対象とする場合は,海洋レーダのような陸上リモートセンシングや漂流・係留ブイ・漁船観測などを組み合わせる方がコストパフォーマンスの高い観測ができそうです。

2019/09/25-29 日本海洋学会2019年度秋季大会

富山市で開催された日本海洋学会2019年度秋季大会に参加して,「異常計測値の発生を抑制した,セルベス海のJason-2データ; 直下型海面高度計の計測アルゴリズムの改良」の発表をしてきました。

福岡から富山は遠いですね。新大阪・金沢経由で行ったのですが,飛行機で羽田に出て新幹線に乗った方が早くて楽だったような気がします。大学経理では「戻り」経路が許されないのでダメそうですが。

2019/09/16-20 OceanOBS ’19 に参加

ハワイのホノルルで開催された OceanOBS ’19 に参加して,「GNSS-R altimetry on D/V Chikyu」の発表を行いました。

今回のOceanOBSは,これまでのOceanOBSのようにサイエンス的な目標を掲げるのではなく,継続的な観測システムを作るために「為政者や納税者のニーズにあった情報提供」をしようといった話がメインだったので,ちょっと研究者向けの議論ではなくなってきている気がしました。もちろん,各研究者がそうしたニーズを意識することは悪い事ではないと思いますが,それだけを気にするとサイエンスとして重要なデータを見失うことになります。あくまでも対象は地球環境システムなので,近視眼的な目標設定では全貌が見えなくなることにも留意すべきですね。

2019/08/20 宮崎県漁村推進課を訪問

宮崎県の浮漁礁「うみさち」を利用した海面高度の計測観測実験の打ち合わせのために,2019/08/20に宮崎県庁を訪問しました。

せっかくなので,同じく漁村推進課が設置している海洋レーダの宮崎局も見学してきました。ステーが8本づつ張られていて,さすがに頑丈に作られていました。

 

 

 

 

 

 

 

最寄り駅までの途中にフェニックスが植えられていて,南国感が満載です

2019/07/28 「いさな」でGNSS-R高度計観測

愛媛大学沿岸環境科学センターの調査船「いさな」を使って,ドローンを使ったGNSS-R高度計で瀬戸内海の海面高度を観測してきました。好天に恵まれてベタ凪な海況で,ドローンの操作としては快適でしたが,波浪の影響を評価するうえでは,もう少し波があっても良かったかもしれません。また別の機会にも観測回数を増やしてみようと思います。

波浪 ブイの投入

波浪ブイと流速計

使用した防水ドローン。センサーの容器がタッパーなところに生活感がある

夏空に映えるブイとドローン

操縦は気を遣う

2019/05/29 衛星海面高度計の新アルゴリズムの論文掲載

2019/05/29に,Remote Sensing誌に海面高度計の高度推定アルゴリズムに関する論文 (Coastal waveform retracking in the slick-rich Sulawesi Sea of Indonesia, based on variable footprint size with homogeneous sea surface roughness) が掲載されました。

これまでのアルゴリズムでは処理できなかった,海面が鏡面のように滑らかな領域(sea slicks)でも海面高度を取得する手法です。熱帯域のインドネシアでは,風速が弱くなってslickができる状況が頻繁に生じていますので,この手法が特に有効になってきます。

2019/06/05-07 CYGNSS Meeting at Ann Arbor

ミシガン州のAnn Arborで,CYGNSSの研究集会に参加してきました。AMSR2の高風速プロダクトとの比較結果と,東シナ海の海面高度計測の話題提供もしてきました。

最近のGNSS-Rのトレンドは陸水利用のようで,wetland detectionなどの発表が多数あった印象を受けました。もう一つのトレンドが高度計利用で,元々のCYGNSS利用計画には含まれていなかったものの,意外と使えるかもしれないという印象を研究者が持ち始めたようです。とはいえ,電離層補正など確立していない処理法が山積しているので,これからの研究フィールド,という印象です。

 会場は,なぜかミシガン大学近くのアイリッシュパブ。コーヒーなどのケータリングの準備には便利そうでした。

 大学構内には,リスが多いね

2019/05/26-30 惑星科学連合(JpGU)2019年大会

幕張メッセにて,惑星科学連合(JpGU)2019年大会が開催されました。

5/27には,コンビーナーをしているセッションM-TT46 「統合地球観測システムとしてのGPS/GNSSの新展開」があり,多数の講演をして頂きました。

2019/03/19-22 20th PAMS Meeting

台湾の高雄で 2019/03/19-22 に開催された 20th Pacific Asian Marginal Seas Meeting に参加して,ドローンによるGNSS-R海面高度計の発表をしてきました。

会場は高雄の国際会議場センター。「世界で二番目に美しい地下鉄の駅」と一部で言われる美麗島駅の近くに宿泊しました。

 

 国立海洋生物博物館も視察。台湾的洋流 Taiwan Currentが黒潮ですか。でも台湾暖流の矢印が無いなぁ・・。ところで,横の El NinoとLa Nina の説明必要ですかね?

 佛光山には,今年の干支の豚さんが居ました。